一般社団法人西条青年会議所 理事長 所信

理事長所信

一般社団法人西条青年会議所

2016年度理事長 武田 健一

スローガン

利他心伝播

つながりが西条(まち)の未来を創っていく!

はじめに

2015年、一般社団法人西条青年会議所は統合10周年を迎えることができました。 私たちがこうして青年会議所運動を展開できるのは、1973年の西条青年会議所の設立、1976年の東予青年会議所の設立、そして2005年のLOM統合と、43年間もの長きにわたって途切れることなく一年一年繋いできてくださったこのバトンがあるからです。そして本年度は初めて迎える事が出来る統合11年目であります。これまで多くの先輩諸兄が地域社会と共に創り上げてきた誇りと伝統は、今活動している私たちに受け継がれてきています。このまちのために立ち上がった先輩たちの想いを今一度考え、継承しながらこれからの活動を行っていくことが大切であると考えます。このまちにとって何が有益なことかしっかりと見極め、今後の西条市にとって何が大切であり、何が必要であるのか、時代に即した新しい考えを取り入れて、多くのことを発信する団体として活動をして参ります。

~利他のこころ~ 誰かの幸せのために尽くす

人間には自己の利益を重視する利己の心と、自己の利益よりも他者の利益を優先と考える利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られないでしょう。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。一方、思いやりの心を持った利他の心で判断すると、「誰かの役に立ちたい」と周りの人のことを考えて行動するのでみんなが協力してくれます。また、視野も広くなるので、より正しい判断ができるのです。私たち西条青年会議所はこのまちの未来をよりよくするために、思いやりに満ち自分はまわりの人々によって生かされているという「利他のこころ」をメンバー自身のこころにも宿し、公共の担い手として誰かの幸せのために誠実に尽くして参ります。

組織基盤を創り、想いを込めた情報発信を行う

例会は我々JCメンバーが一堂に集う重要な場所であり、なによりメンバー同士のつながりを強く意識できる場所でもあります。年間を通じてLOMの運営を円滑に進めていくためには、組織の基盤がしっかりと機能していることが重要です。期限の厳守や決めた事は確実に遂行するなど、当たり前の事を当たり前に行うLOM内の風土作りに努め、安定感と安心感のある組織を創っていきます。

対内外への情報発信ですが「地域や子供たちの未来のために、明るい豊かな社会をつくる運動をしています」と言っても簡単には伝わらないのが現実です。市民のために有益な事業を展開しても、私たちからしっかりと発信できなくては自己満足で終わってしまいます。受け手側が魅力を感じる情報であれば、多くの人々へJC運動を拡散することが可能です。あらゆる媒体を最大限に有効活用し、広報・発信までが事業であるという攻めの姿勢をもって活動していく意識が求められます。私たちが運動に込めた熱き想いが伝わってこそ、人々の心を動かし賛同を得ることができるのです。

共に成長し合える仲間を増やす

我々の考える運動を発信し、地域へ貢献していくためには共に活動をする仲間が大切になってきています。会員拡大に特別な手法はありませんし、特効薬も魔法もありません。拡大にあたっては青年会議所が持っている多くの魅力と候補者の方々が期待をしている部分を合致させ、明確な説明で候補者の心を掴んでいくということが大切になってきます。

そのためにはまず、西条青年会議所が行う事業の精度を高め、活動や運動を的確に発信し、地域の方々にしっかりと魅力を感じていただくことが大切です。そして何よりも私たちが故郷に感謝し、西条地域の未来を想い活動をしているという気持ちを、本気で語ることが会員拡大に重要であると思います。「このまちの未来のため」を念頭に置き、全員が一丸となって取り組んでいく事が大切なのです。自らが奮闘し汗や涙を流した事業については誰もが熱い思いをもって語ることができるでしょう。本年度は担当者による訪問や広報活動による発信のみならず、メンバー全員が拡大担当という当事者意識を持ち活動していきます。加えて各例会や事業において、オブザーバーが積極的に体験・体感する機会を設け、共に研鑚を重ねながら成長し合える仲間を増やします。

つながりのある西条(まち)を創る

西条市は、西日本最高峰「石鎚山」を主峰とする石鎚山系や、瀬戸内海・加茂川・中山川などに代表される美しい自然環境や豊かな水資源に恵まれており、市民の方々が住みやすさを実感しています。しかし、そのような西条市でも少子化と高齢化・人口の減少・空家の増加・まちなかの空洞化などの問題を内包しています。さらに自治会行事や学校別の地域行事はあるものの、若者の参加が少なくなったことなどにより、伝統文化行事の縮小も余儀なくされております。現状のまま推移しますと、この地域の恵まれた自然と文化の環境に触れる機会がさらに少なくなり、故郷への関心がますます薄くなってしまいます。

本年度の西条青年会議所では、人と人とのつながり、水と自然のつながり、歴史と文化のつながりを大切にする事業を実施し、まずは地元西条を深く真剣に考える機会を設けます。そしてこのつながりを大切にしつつ育むことで、より強固なつながりを確立し、地域の方々と一緒になって考えたまちづくりを実践していきます。自分たちが住むまちが将来どのようになってもらいたいか、笑顔あふれるまちには何が必要なのかを今一度考えていきます。今までまちづくりに関心はあったものの行動に起こせていなかった方が、行動を起こせるようなきっかけづくりとなる事業を展開して参ります。

地域を担う次世代の主役を創る

今から25年前、東予市立東中学校の野球部員であった私は、元読売巨人軍監督の冠名を拝した藤田元司旗争奪中学野球大会に出場し、新居浜市内の中学校と対戦した。当時の我がチームはなかなか旧東予市・周桑郡の公式戦トーナメントを勝ち上がれず、また東予市外チームとの練習試合も積極的では無かったため、この大会は新居浜市・西条市の中学校と対戦できる唯一の楽しみな機会でした。新居浜・西条・東予青年会議所の諸先輩方が協力して立ち上げ、試合機会を提供してきてくれたのだと知ったのは、私がJCに入会したずっと後のことでした。

子どもの頃の懐かしい思い出、共に成長してきた親友、地域においての様々な経験。子どもたちにとってひとつの夢や目標を持つことが、成長するうえで大きな糧になると考えます。子どもたちには難しい事を論ずるよりも、小さな体験を多く積み重ねることの方が重要だと考えます。仲間との助け合いや目上の方への礼儀を学ぶとともに夢や目標に向かう強い心を育む、それはどんなことにもあきらめずに向かう気持ちであり、同じ苦労を共にしてきた仲間の存在であり、仲間を想う優しい心などではないでしょうか。私たちが年配者より受けてきた恩を、現在の子どもたちに自身の成長を感じる機会を提供することで送る、そのことが青年会議所の使命だと考え行動で報いていきます。この地域を担う次世代の主役を一人でも多く増やして参ります。

おわりに

私たちの活動は誰のために行うのでしょうか。まちのため、市民のため、家族のため、働いている会社やその社員のため、未来のこの地域で暮らす人々のため・・・。私たちの活動は「明るい豊かな社会の実現」にすべてつながっていきます。青年会議所の活動は自ら率先して行い、多くの議論を交し、多くの気づきを得る中で自己の成長につながり、会員個々が積極的に活動をしていくことで組織は活性化されます。そのような私たちの成長が、この地域の発展になるのではないでしょうか。単に伝えた・発信したで終わりにしてはなりません。どの活動に対しても当事者意識を持ち、思いやりに満ちた利他のこころを伝播させていくことで、自然と笑顔があふれ、このまちの未来に変化をもたらし、市民の意識を変えていくことにつながると信じています。「このまちに住んで幸せだ」「ずっとこのまちで暮らしたい」「このまちをもっともっと良くしたい」。そのように想う仲間と共に、私たちは青年会議所の活動に誇りと気概を持ち活動を展開して参ります。同じ時代に生まれた素晴らしい仲間と共に助け合い意識を高めながら、さらにひとりひとりが輝けるよう一年間JC活動に邁進していきましょう。

2016年度活動方針

全 体

・運動基盤となる会員の拡大

・関係諸団体と連携したまちづくり事業

・日本JC、四国地区、愛媛ブロックへの積極的な支援・事業参画

総務広報委員会

・繊細かつアグレッシブな組織運営

・JC運動の積極的かつ効果的な広報活動

笑顔あふれるまち創造委員会

・郷土愛を育むまちづくり事業

・まちの未来を見据えた運動の展開

次世代の主役創造委員会

・未来の主役を育成する青少年事業

・次世代を担う青年が故郷に自信を持てる事業

利他のこころ創造室

・LOMの活性化につながるJAYCEEの拡大

・会員の資質向上を図る事業